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「えーと、『マリアさんと同じ質問を翡翠さんにも。翡翠さんは、寝る、って言うかな？』だって」 「寝なくても良いけど、ひたすらぼんやりしたいね」 「え、お前いっつも机で何してんの？」 「・・・仕事場で仕事以外の何をしろと？」 「ぼんやりするとか居眠りするとかさ」 「君と一緒にしないように。」 「他には何かないか？」 「んー・・・買い物」 「野菜はお前んちの近所の○×スーパーが一番品物が良いぞ。安いしな」 「・・・ありがとう」 「他に何か買いたいものは？」 「服がね、そろそろ買いたいんだけど、なかなか買いに行けなくて」 「何で？お前んトコ制服あるじゃん」 「法服と言ってくれないか」 「へーへー。で、制服あんのに何で？」 「Ｔシャツにジーンズ着た上へ法服を着られないだろ」 「そうか？」 「・・・そうなんだよ。それに、スーツもだけど、家で着る普段着なんかもそろそろ買い換えたいなと」 「いらねーじゃん、どーせお前『法廷』にいるか家で寝呆けてるかのどっちかだろ。いつ着るんだよ」 「・・・買いたいの！全然普段着がないと、家で寝る以外のことが出来ないような気がしてイヤなんだよ！」 「お前結構小心者だな。てゆーか、世間体が気になるタイプだろ」 「そりゃ君みたいなのがしょっちゅう出入りしてたら世間体を気にしてみたくもなるよ・・・」 「俺のどこが世を憚るって言うんだ！」 「大憚りも良いところだっ、『お宅に出入りしている殺人鬼が』なんていってクレームつけられる身にもなれ！」 「何でクレームつけられるんだよ」 「君、この間二つとなりの『小法廷』『判事』補の子供さんとゲームして泣かせたろ」 「しょーがねーじゃん、別に殴ったりとかしてねえのに」 「遊んであげるのは良いけどねえ、本気でやりあって泣かせてどうするんだよ、大人気ない・・・」 「バカヤロー、ゲームといえども世間の厳しさを教えてやるのが大人の役目だろーが！」 「ま、良いけどね・・・」 「話を戻すぞ。で、買い物のほかにはないのか」 「えーと。急に言われてもなあ・・・」 「したいことねーのかよ。つまんねーヤツだな」 「大きなお世話だ！」 結論。 「孔雀と行く激安買い物ツアー」参加希望。 「いや孔雀は付いてなくて良いからッ！」 「バカヤローお前に野菜の買い方を教えたのはこの俺だぞ！」 |
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